台湾ソノースターは2013年10月5日まで幕張メッセで開催している「CEATEC JAPAN 2013」にブースを出展し、E Ink製の電子ペーパーを採用したスマートウォッチを展示した(写真1)。
ソノースターは6月に台湾で開催された「COMPUTEX TAIPEI 2013」に出展(関連記事:[COMPUTEX 2013]Sonostarが電子ペーパー採用のスマートウォッチを展示)。さらに日本での発売に向け、CEATEC JAPAN 2013にも出展した。日本では2014年1月に発売を予定。価格は1万8900円で、家電量販店などを通じた販売を検討している(写真2)。
ソノースター製スマートウォッチの最大の特徴は、ディスプレイに電子ブックリーダーなどに使われるE Ink製の電子ペーパーを採用した点。液晶ディスプレイを搭載するスマートウォッチよりも大幅に省電力となり、5~7日という長い駆動時間を実現する。画面サイズは1.73インチで画面解像度は320×240ドットとなる。
単体での3G通信や電話機能は搭載せず、スマートフォンの専用アプリとのBluetooth接続による連携が前提となる(写真3)。専用アプリはiOSおよびAndroid用に提供され、電話やSMS、メール、Facebook、Twitter、音楽、カレンダーなどの機能を利用できる。ソノースターはゴルフ用のGPSナビも手がけており、ゴルフ場データベースやコースレイアウトといったゴルフ関連機能が充実している。
スマートウォッチ側のディスプレイはタッチパネルとなっており、Facebookの「いいね」や電話への応答、拒否といった簡単な操作が可能。防水性能があり、ベルトはラバーのような質感で、本体に固定されており交換はできない(写真4、写真5)。
CEATECブースでの展示機にはまだタッチパネルが実装されておらず、細部の作り込みも量産品とは異なるという。「最終的な製品は12月の量産開始を待ってほしい」(ブース担当者)という。