KDDIは2013年10月2日、都内で新製品発表会を開催し、2013年冬モデルとしてスマートフォン6機種、タブレット1機種、フィーチャーフォン2機種、ルーター1機種、フォトフレームやGPS端末2機種の合計12機種を発表した(関連記事:KDDIが2013年冬モデルを発表、800MHz LTEの優位性を強調、関連記事:「“選べる自由”を」「MNP転入超過は予想以上」、KDDI田中社長が冬モデル発表会で語る)。

 全12機種という多数の製品を発表するに至った経緯として、発表会に登壇したKDDI 代表取締役社長の田中孝司氏は、「夏モデルは厳選したため、“選べない”という声があった。そこで冬モデルはラインアップを拡充し、改めて“選べる自由”を提供したい」と説明した。KDDIではこれを「あらゆるニーズにお応えするダントツのラインアップ」と表現している。

KDDIが2013年冬モデル全12機種を発表
KDDIが2013年冬モデル全12機種を発表
[画像のクリックで拡大表示]
2013年冬モデルを発表するKDDI 代表取締役社長の田中孝司氏
2013年冬モデルを発表するKDDI 代表取締役社長の田中孝司氏
[画像のクリックで拡大表示]

 スマートフォンの全機種に共通の特徴として、800MHz帯のLTEおよび受信時最大150Mbpsのデータ通信に対応する。発表会でKDDIは800MHzのプラチナバンドLTEの優位性を強調したが、冬モデルではどのスマートフォンを購入してもこれを利用できることになる。

 また、スマートフォンの全機種が画面解像度としてフルHDを採用し、2500mAh以上の大容量バッテリーを搭載する。無線LANは最新の高速規格「IEEE 802.11ac」に対応。韓国・香港・シンガポールにおけるLTE国際ローミングにも対応する。一部機種に限られるが、フルセグによるテレビ放送の受信にも対応する。