KDDIが2013年冬モデルを発表、800MHz LTEの優位性を強調

Windows Phoneジャーナリスト

2013.10.02

　KDDI（au）は2013年10月2日、都内で新製品発表会を開催し、スマートフォン6機種を含む2013年冬モデル12機種や関連サービスをを発表した（写真1、写真2）。

　発表会に登壇したKDDI代表取締役社長の田中孝司氏は、最初に国内3キャリアから発売されることになったiPhone 5s／5cについて触れ、「3社から発売されたことで9月は大変だったが、NTTドコモやソフトバンクからMNPの流入があり、auとしては良かった」（田中氏）と語り、販売成績の好調さを強調した。ただし、具体的なMNPの数字については、「来週の数字を楽しみしてほしい」（同）との発言にとどまった（関連記事：「“選べる自由”を」「MNP転入超過は予想以上」、KDDI田中社長が冬モデル発表会で語る）。

写真1●2013年冬モデルを発表するKDDI 代表取締役社長の田中孝司氏

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写真2●KDDIが2013年冬モデルを発表（左から剛力彩芽さん、井川遥さん、モッタイナイおばけくん）

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iPhoneで横並びの他キャリアには800MHz LTEで対抗

　iPhoneで横並びになった他社との差異化としては、「800MHzのプラチナバンドLTE」対応を繰り返し強調した。田中氏は「技術畑の人間としてこういう言い方はしたくないが」と前置きしつつ、「回り込む電波」という表現を用いて電波のつながりやすさをアピールした（写真3）。

　さらに田中氏は2013年8月末時点での基地局免許数のデータを紹介。800MHzの基地局数が3万4000に達しており、NTTドコモやソフトバンクモバイルを大幅に上回っていることを示した（写真4）。「今年度末の2014年3月には、実人口カバー率99％を達成できる見込み。800MHzのLTEで電波のつながりやすさを実感してほしい」（田中氏）と呼びかけた。