写真●機能強化したGraph Search
写真●機能強化したGraph Search
[画像のクリックで拡大表示]

 米Facebookは現地時間2013年9月30日、「Graph Search(グラフ検索)」の対象を投稿やコメントにも拡大すると発表した。この機能強化は、すでにGraph Searchが利用可能なユーザーに対して、時間をかけて段階的に提供するとしている。

 Graph Searchは、同社が「Facebookの10億人以上のユーザー、2400億点以上の写真、1兆以上のつながりを有効活用し、Facebook内で公開あるいは共有されている関連性の高い人物や画像を検索する手段」と説明する検索エンジン。米国の限られたユーザーを対象に早期ベータ版の提供を2013年1月に開始し、同8月に米国英語モードの全ユーザーに公開した(関連記事:Facebook、すべての米国英語ユーザーが「Graph Search」を利用可能に)。

 これまでGraph Searchの対象はユーザー、写真、居住地や出身地、関心事だったが、今後は投稿内容、写真のキャプション、チェックイン情報、コメントをベースに検索できる(写真)。

 ユーザーは、「テレビ番組『Dancing with the Stars』に関する友達の投稿」「先月の友達の投稿」「ホワイトハウスからアップロードされた投稿」など、投稿で語られているテーマや投稿が行われた時間・場所によって検索できる。「自分がコメントしたことのある投稿」「昨年の自分の投稿」といった検索も行える。

 Facebookによれば、Graph Searchで返される結果は、検索を実行したユーザーとの間ですでに共有されているコンテンツか、一般公開されているコンテンツに限られる。同社は、共有範囲に関してプライバシー設定かアクティビティログで確認することを、ユーザーに勧めている。

[発表資料へ]