米Facebookは現地時間2013年8月7日、米国英語モードでFacebookを使っている全ユーザーが「Graph Search(グラフ検索)」を利用可能になったと発表した。

Facebookの「Graph Search(グラフ検索)」のツールバー

 Graph Searchは、同社が「Facebookの10億人以上のユーザー、2400億点以上の写真、1兆以上のつながりを有効活用し、Facebook内で公開あるいは共有されている関連性の高い人物、写真、場所、興味を検索する手段」と説明する新たな検索エンジン。2013年1月に米国の限られたユーザーを対象に早期ベータ版の提供を開始し、7月に米国英語モードでの一般提供を明らかにしていた(関連記事:Facebook、「Graph Search」を米国英語モードで一般提供開始)。

 Graph Searchにより、「私と同じ都市に住んでいる友達」「私と同じ郷里出身の人々」「近隣に住んでいてテニスが好きな友達の友達」といった会話文でユーザー検索を行える。「私の家族の写真」「私の友達がサンフランシスコで撮った写真」といった画像検索も可能。

 同社は引き続きGraph Searchの向上を図り、投稿内容やコメントの検索、モバイル対応などに取り組むとしている。Graph Searchを発表以来、プライバシーに対する懸念の声が上がっていることを考慮し、プライバシーショートカットや「Activity Log」を利用して共有範囲の見直しや修正を行うようユーザーに呼びかけている。

 なおFacebookは、プライバシー機能における「who can look up my timeline by name?(あなたのタイムラインを氏名で検索できる人)」設定を終了する。これは昨年12月に終了計画を予告していたもので、同設定を使うユーザーが少数であることを同社は強調している。

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