写真●アクセンチュア アナリティクス統括の工藤卓哉シニア・プリンシパル
写真●アクセンチュア アナリティクス統括の工藤卓哉シニア・プリンシパル
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 アクセンチュアは2013年9月26日、「アクセンチュア アナリティクス」として展開する7つのデータ分析サービスの詳細を説明する記者会見を開いた。アクセンチュア アナリティクス統括の工藤卓哉シニア・プリンシパルは「案件も充実してきており、稼働が100%を超えている。嬉しい悲鳴だ」と語った(写真)。

 アクセンチュアが説明したのは、ソーシャルメディアやM2M(machine to machine)分析、回収業務の最適化、教育・研修など7つのデータ分析サービスである(関連記事)。新たに「分析のボリュームゾーン」(工藤シニア・プリンシパル)であるマーケティング領域の分析をメニューに追加。会見ではそれぞれのサービスの概要と共に、いくつかの成功事例を紹介した。

 例えば、ある自治体が滞納された税金の回収を促すために、「アップリフトモデリングを活用した回収業務効率化サービス」を導入。これにより、応答率が10%、納付率が2%向上。アクセンチュアの試算で、年間4億円程度の効果を生み出したことを明かした。

 また、ある通信事業者は「M2M/ビッグデータ・アナリティクス サービス」を採用し、店舗における顧客の動きを分析した。具体的には、店舗内外にセンサーカメラを設置し、「ショーウィンドウを通過」「立ち止まり注目」「入店」「購入」というように顧客を分類。そこから、入店の要因や顧客属性を分析し、サービスの向上に役立てたという。