写真●快速サーチャーLogReviの画面
写真●快速サーチャーLogReviの画面
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 インテックは2013年8月6日、統合ログ管理ソフト「快速サーチャーLogRevi」(写真)に追加した新機能「エージェントレス ログ収集機能」について発表した。Windowsファイル共有またはSFTPさえ使えれば、どのようなOS環境でもログを収集できるようになった。新機能を含んだ新バージョン(バージョン表記は無い)は、9月30日に出荷する。価格は170万円(税別)から。

 快速サーチャーLogReviは、社内に分散する情報システムのログを1カ所に集約して統合管理するソフト(関連記事:インテック、所属部署のデータだけを自動抽出できる統合ログ管理ソフト)。CSV(カンマ区切り)などの形式で、任意のログを取り込むことができる。形式の異なる複数のログ同士を、時間軸などで関連付けて検索/参照することも可能。グラフや表を駆使したレポート(ドリルダウン分析可能なWeb画面やPDF)も生成できる。

 今回の新板では、エージェントレスでログファイルを収集できるようにした。具体的には、Windowsファイル共有(CIFS)で対象サーバーをマウントして対象サーバー上のログファイルに直接アクセスするか、または対象サーバー上のSFTP(SSH File Transfer Protocol)サーバーにアクセスしてログファイルをダウンロード転送する。この二つのうちいずれかのサーバー機能が使える環境であれば、エージェントレスでログファイルを収集できる。

 エージェントレスでのログファイル収集は、専用画面に対象サーバーの情報を設定することで利用できる。設定内容は、接続先のIPアドレス、接続方法(CIFS、SFTP)、ログインID/パスワード、ログファイルのパス、など。

 従来は、対象サーバー上にエージェントソフトが必要だった。このため、本番稼働サーバーなどのように、ポリシー上、業務と関係のないソフトウエアをインストールできない環境においては、使うことができなかった。また、エージェントソフトの稼働OSはWindowsに限られているため、LinuxやMac OS、メインフレームなどでは利用できなかった。

 快速サーチャーLogReviのソフトウエアは、ログを収集して管理するサーバーソフトと、管理コンソールで構成する。サーバーソフトの稼働OSは、Windows Server 2003/2008。管理コンソールの稼働OSは、Windows XP/Vista/7またはWindows Server 2003/2008。