写真●快速サーチャーLogReviの画面
写真●快速サーチャーLogReviの画面
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 インテックは2012年11月6日、統合ログ管理ソフト「快速サーチャーLogRevi」(写真)に追加した新機能についてアナウンスし、同日、新機能を含んだ新バージョンの出荷を開始した。追加した新機能は、部門や支店ごとにログの閲覧権限を設定できる「レコードフィルター」。価格は170万円(税別)から。

 快速サーチャーLogReviは、社内に分散する情報システムのログを1カ所に集約して統合管理するソフトである。CSV(カンマ区切り)などの形式で、任意のログを取り込むことができる。形式の異なる複数のログ同士を、時間軸などで関連付けて検索/参照することも可能。グラフや表を駆使したレポート(ドリルダウン分析可能なWeb画面やPDF)も生成できる。

 今回新たに、レコードフィルター機能を追加した。部門や支店ごとなど、ログインユーザーの所属部署に応じて、閲覧できるログの権限を制御できる。例えば、営業部員が使う場合は営業部が閲覧可能なレコードだけを表示し、開発部員が使う場合は開発部が閲覧可能なレコードだけを表示できる。

 権限管理の仕組みに特徴がある。まず、レコードの任意の項目に「営業部」や「開発部」などの部署名の文字列が含まれているかどうかで、そのレコードを表示するかどうかを制御する。例えば、営業部員が使う場合、いずれかの項目(文字列型)に「営業部」という文字列が含まれているレコードだけを抽出(フィルタリング)して表示する仕組みにできる。

 部署名の文字列を直接含まないレコードについても、ユーザーを識別可能な情報がレコードに含まれていさえすれば、アクセス制御ができる。例えば、出勤データの中にユーザーIDが含まれており、このユーザーIDを人事情報データベースと突き合わせることで、ユーザーの所属部署が分かる。これにより、その所属部署に属しているユーザーであれば、この情報を閲覧できるようにできる。