写真●Firefox OSを搭載する中国TCL Communication Technology製の「ALCATEL ONE TOUCH Fire」
写真●Firefox OSを搭載する中国TCL Communication Technology製の「ALCATEL ONE TOUCH Fire」
[画像のクリックで拡大表示]

 スペインの大手通信事業者であるTelefonicaは2013年8月1日(現地時間)、同社傘下の携帯電話事業者であるMovistarが、南米のコロンビアとベネズエラで米MozillaのFirefox OSを搭載するスマートフォンを同日より販売することを発表した。

 Firefox OS搭載スマートフォンの一般販売は、Telefonicaが7月に提供を開始したスペイン、ドイツDeutsche Telekomが同じく7月から展開するポーランドに次ぐ(関連記事)。Telefonicaは第4四半期中に、ブラジルでも販売を開始する。

 販売されるのは、中国ZTE製の「ZTE Open」と中国TCL Communication Technology製の「ALCATEL ONE TOUCH Fire」(写真)の2機種。コロンビアでの販売価格は両機種ともに日本円で約1万円(19万9900コロンビアペソ。契約などで販売価格は異なる)。

 米Mozillaは2月末、スペイン・バルセロナで世界の大手通信事業者18社がFirefox OSに賛同し、同OS搭載スマートフォンの展開を検討していることを明らかにしている(関連記事:世界の大手キャリアがサポート表明、Firefox OSがスマホ第3勢力形成へ)。日本ではKDDIがFirefox OS搭載機の導入を検討している。