カナダBlackBerryが250人の削減を認めたと、複数の米メディア(BloombergWall Street Journal)が現地時間2013年7月25日に報じた。

 影響を受けたのは、カナダのオンタリオ州ウォータールーにある製品試験施設で製造および研究開発を手がけていた従業員。同社広報担当者によると、今回の人員削減は「モバイルコンピューティングの新機会獲得に焦点を当て、効率性を向上するための再建計画における新たな段階の一環」として、7月23日に実施されたという。

 同社は昨年約5000人の人員削減を実施しており、現在の従業員数は約1万2700人。今後、複数の幹部クラスの退任もあると伝えられている。

 BlackBerryが6月28日に発表した2014会計年度第1四半期(2013年3~5月)の決算(米国会計原則ベース)は8400万ドルの赤字だった。スマートフォンの出荷台数は約680万台で、そのうち最新OS「BlackBerry 10」を搭載したモデルは約270万台。また、タブレット端末「BlackBerry PlayBook」の出荷台数はわずか約10万台だった(関連記事:BlackBerryの3~5月期決算は8400万ドルの赤字、アナリスト予測を下回る )。