写真●MシリーズNASオプションNh4a/同Nh8aの外観
写真●MシリーズNASオプションNh4a/同Nh8aの外観
[画像のクリックで拡大表示]

 NECは2013年5月15日、SANストレージ「iStorage Mシリーズ」をNASとしてアクセスできるようにするNASヘッド「MシリーズNASオプション」(写真)を発表した。6月28日に出荷を開始する。同社がSAN専用ストレージ向けにNASゲートウエイを提供するのは今回が初めて。

 SANストレージのフロントに配置し、サーバーからNASプロトコル(NFS、CIFS)でアクセスできるようにするNASゲートウエイである。CPU/メモリー性能やI/Oポートの違いにより2モデルを用意した。価格(税別)は、下位モデル「Nh4a」が2ノード構成で272万8000円から。上位モデル「Nh8a」が2ノード構成で1091万4000円から。

 SANストレージ(FibreChannel、iSCSI)であるiStorage Mシリーズのオプションとして提供する。2ノードの冗長構成をとったNASヘッド(2Uラックマウントサーバー×2台で、合計で4Uの大きさ)の背後に、最大で4台のiStorage Mシリーズを接続して利用する。NASヘッド1台当たりの最大論理ストレージ容量は15ペタバイト。

 iStorage Mシリーズには、ミッドレンジの「iStorage M300」と「同M500」(関連記事:NEC、省電力とSSD高速化を図った中小規模SANストレージ)、およびハイエンドの「同M700」(関連記事:NEC、性能の高さをうたう最大2.2PBのSANストレージを販売)がある。