米バショー・テクノロジーズは2013年3月21日(米国時間)、「Amazon S3」と互換性のあるストレージサービスを実現するためのソフトウエア「Riak CS」をオープンソースソフトウエア(OSS)として公開した。同社はこれまでRiak CSを商用版として販売していた。日本ではIDCフロンティアが、ストレージサービスを実現するためにRiak CSを採用している。

 バショーは、米アマゾン・ドット・コムが公開した「Dynamo」の論文を元にした分散キー・バリュー・ストア(KVS)の「Riak」や、Riakを基盤に使用した分散ストレージで、Amazon S3と互換性のあるAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)を備えるRiak CSなどを開発する。これまではRiakのみをOSSとして公開していた。

 バショーは2012年7月にIDCフロンティアと資本提携しており、日本法人も設立済みである(関連記事)。