写真1●頭部の目の部分に装着するウエアラブル機器「Telepathy」
写真1●頭部の目の部分に装着するウエアラブル機器「Telepathy」
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写真2●Telepathyを付けて来場者に説明する井口尊仁氏
写真2●Telepathyを付けて来場者に説明する井口尊仁氏
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 Telepathyは、米テキサス州オースチンで開催中のイベント「South by Southwest Interactive」の展示会場で、開発中のウエアラブル機器「Telepathy」(写真1)を初披露した。米国で2013年クリスマスシーズンを目標に発売する予定である。

 Telepathyは、ユーザーの頭に付けるウエアラブル機器。目の部分にディスプレイとカメラを設置し、ユーザーには目の前に5インチ相当のディスプレイが表示されているように見える。今回の展示で使われたデモ機器にはまだ付いていないが、完成時には外を映すカメラも搭載する予定。Bluetoothで外部と通信し、メールやSNSの情報をいつでも表示したり、逆に見ている情報を外部に送信して共有できる。

 Telepathyの創立者である井口尊仁氏(写真2)は、AR技術を使った「セカイカメラ」を開発した頓智ドットの創立者。2012年11月に頓智ドットを退社し、Telepathyを開発するために新たに会社を設立。一部の関係者の間で、どのような製品なのか注目が集まっていた。今回の新製品を開発した狙いを「幸せを目に見えるようにする」(井口氏)と語る。

 今回のTelepathyは、米Googleが開発しているGoogle Glassと似た製品になる(関連記事1関連記事2)。Google Glassとの違いについて、「Telepathyの方が手ごろな価格で、よりファッショナブルだ」(井口氏)とアピールした。

■変更履歴
当初、第1段落で「2012年クリスマスシーズン」としていましたが、「2013年クリスマスシーズン」です。[2013/03/12 18:00]
タイトルおよび第3段落で「頓知ドット」としていましたが正しくは「頓智ドット」です。以上お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2013/03/12 18:20]