画面●Windows 7のFirefoxブラウザー上でFlashのアップデートをダウンロードするところ
画面●Windows 7のFirefoxブラウザー上でFlashのアップデートをダウンロードするところ
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 アドビ システムズは2013年2月27日、動画再生などに使うソフトウエア「Adobe Flash Player」に複数のセキュリティ脆弱性があるとして、アップデート(修正プログラム)をリリースした(画面)。

 アップデートを適用しないまま細工がされたWebページを閲覧すると、パソコンが異常終了したり、攻撃者によって操作権限を乗っ取られたりする可能性がある。

 今回アップデートが提供されたセキュリティ脆弱性は、パソコン用OS(Windows/Mac/Linux)上のすべてのWebブラウザー(Internet Explorer、Firefox、Chromeなど)で動作するFlash Playerに影響を及ぼす。特に、WindowsとMac上のFlash Playerについては、リスクのレベルが3段階で最も高い「1」と評価しており、早急なアップデート適用を呼びかけている。既にこの脆弱性を悪用したサイバー攻撃事象も観測されているという。

 アップデート適用方法は利用しているOSやWebブラウザーによって異なる。情報処理推進機構(IPA)のWebサイトなどで解説されている。

 Flash Playerのアップデートは2月に入って8日と13日(関連記事)にもリリースされており、今月3回目となる。27日のアップデートを適用すれば、3回分すべての修正が反映される。

[アドビの発表資料(英語)]
[情報処理推進機構(IPA)の発表資料]