米Googleは現地時間2013年2月21日、Webアプリケーション専用OS「Chrome OS」を搭載したノート端末の自社ブランド製品「Chromebook Pixel」を発表した。マルチタッチ対応の12.85型ディスプレイを搭載した解像度2560×1700ドット(239ピクセル/インチ)の最上位機で、「現在市販されているノート機のうち最も解像度が高い」としている。GoogleブランドのChromebook投入のうわさは、昨年11月に台湾メディアが報じていた(関連記事)。
Chromebookは、GoogleのWebブラウザー「Chrome」によるWebアプリケーション利用に特化しており、高速な起動やスリープ状態からの復帰、ソフトウエアの自動更新、セキュリティ侵害からの自動復旧などを特徴とする。これまで韓国Samsung Electronics、台湾Acer、米Hewlett-Packard(HP)の製品が販売されており、中国Lenovo Group(聯想集団)も年内に発売する予定。
今回発表したChromebook Pixelは、米IntelのCore i5デュアルコアプロセッサ(1.8GHz動作)と4Gバイトのメインメモリー、32GバイトのSSD(半導体ディスク)を内蔵する。3年間無料でGoogleのオンラインストレージ「Google Drive」を1Tバイト使用可能。デュアルバンドWi-Fi(IEEE 802.11a/b/g/n準拠)、Bluetooth v3.0をサポートする。
アルマイト合金のきょう体を採用し、通気孔やネジなどが見えないデザインになっている。ステレオスピーカーはキーボードの下部に収め、720p対応Webカメラや三つのマイクを装備する。外形寸法は幅297.7×高さ224.6×厚さ16.2mm、重さは1.52kg。
オプションとして、米Verizon WirelessのLTEネットワークに対応したモデルも用意する。LTEモデルではSSD容量は64Gバイトとなる。
直販サイト「Google Play」では、米国と英国向けにすでに販売を開始している。Wi-Fi接続専用モデルは来週の出荷開始を予定しており、希望小売価格は1299ドル(英国では1049ポンド)。LTE対応モデルは4月に米国で発売する予定で、希望小売価格は1449ドル。
なお、他のChromebookシリーズは、希望小売価格199ドル(Acer製「C7 Chromebook」)~449ドル(Samsung製「Chromebook 550」)で販売されている。
OS | Chrome OS |
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CPU | Intel Core i5(デュアルコア、1.8GHz動作) |
メインメモリー | 4Gバイト(DDR3 RAM) |
ストレージ | 32GバイトSSD、3年間無料のオンラインストレージGoogle Drive(1Tバイト) |
ディスプレイ | 12.85型、アスペクト比3:2、解像度2560×1700ドット(239ピクセル/インチ)、視野角178°、Gorilla Glassマルチタッチスクリーン |
キーボード | バックライト付きChrome配列 |
トラックパッド | エッチングガラス製(クリック可能) |
Webカメラ | 720p対応 |
インタフェース | USB 2.0×2、ミニディスプレイ端子、SD/MMC対応カードスロット |
通信機構 | デュアルバンドWi-Fi(IEEE 802.11a/b/g/n準拠)、Bluetooth v3.0、LTE(オプション) |
オーディオ機構 | ヘッドホン/マイク端子、内蔵マイクアレイ、ノイズキャンセル対応統合DSP、ステレオスピーカー |
バッテリ駆動時間 | 最大5時間 |
外形寸法 | 297.7×224.6×16.2mm |
重さ | 1.52 kg |
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