米Googleが自社ブランドのタッチ操作対応「Chromebook」を投入する計画であるとの情報が伝えられている。台湾メディアの報道を引用する形で複数の米メディアが現地時間2012年11月26日に報じた。

 ChromebookはGoogleのパソコン向けOS「Chrome OS」を搭載するノートパソコンの総称で、同社のWebブラウザー「Chrome」によるWebアプリケーションの利用に特化している。高速な起動およびスリープからの復帰、ソフトウエアの自動更新、セキュリティ侵害からの自動復旧といった機能を備え、友人や家族間の貸し借りや共有が容易であることなどを特徴としている。

 現在、韓国Samsung Electronicsの11.6インチ「Samsung Chromebook」と12.1インチ「Samsung Chromebook 550」、台湾Acerの11.6インチ「Acer C7 Chromebook」が販売されており、価格はそれぞれ249ドル、449ドル、199ドルからとなっている(関連記事:Google、199ドルの「Chromebook」を米英で発売)。

 台湾の経済紙「Commercial Times」と技術系ニュースサイト「DigiTimes」が伝えるところによると、GoogleブランドのChromebookは12.85インチのタッチスクリーンを備える。台湾Wintekがタッチスクリーンを供給し、台湾Compal Electronicsが組み立て製造を行う。年内に製品出荷を開始する見込み(InformationWeekおよびCNET News.comの報道)。

 また台湾紙「China Times」は、Compal Electronics向けの部品出荷が11月中に始まると報じている。Googleブランドモデルはタッチスクリーンを搭載するため、SamsungおよびAcer製より高い価格設定になることが予想される(TechCrunch)。