画面●米Microsoftが公開したOffice 365利用イメージのビデオ
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 米Microsoftは現地時間2013年1月29日、サブスクリプション型の消費者向けWebアプリケーションサービス「Office 365 Home Premium」を世界162カ国/地域で公開したと発表した(画面)。21言語に対応し、年間利用料金は99.99ドル。30日間無料のトライアルを利用できる。

 Microsoftは2011年6月に、企業向けクラウドサービスとしてOffice 365の正式提供を開始した(関連記事:Microsoft、Officeのクラウド版「Office 365」を世界で正式公開)。Steve Ballmer最高経営責任者(CEO)によると、現在、同社の顧客企業の5社に1社がOffice 365を利用しているという(関連記事1関連記事2)。

 今回リリースしたOffice 365 Home Premiumは個人ユーザーを対象に提供する。Windows搭載パソコンやタブレット、およびMacパソコンなど最大5台のデバイスをサポート。ユーザーは最新版「Office」アプリケーション(Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlook、Publisher、Access)の全機能にアクセスできるほか、Microsoftのオンラインストレージ「SkyDrive」を最大20Gバイト、同社傘下の「Skype」通話サービスを毎月最大60分間利用できる。

 新機能や新サービスは定期的に更新するのではなく、準備が整い次第利用可能にする方式をとるという。

 またMicrosoftは、大学関係者(教員、職員、学生)向けの「Office 365 University」も公開した。利用料は4年間で79.99ドル。

 製品パッケージ版Officeスイートの最新バージョン「Office Home and Student 2013」「Office Home and Business 2013」「Office Professional 2013」も世界で発売した。

 なお、Office最新版の機能を組み込んだ企業向けOffice 365は2月27日より利用可能になる。

[発表資料(プレスリリース)]
[発表資料(公式ブログ)]