写真●WebFOCUS 8の画面
写真●WebFOCUS 8の画面
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 アシストは2012年12月25日、現場のエンドユーザーが日々の業務改善のために使うオペレーショナルBI(ビジネスインテリジェンス)ソフトの新版「WebFOCUS 8」(写真)を出荷した。新版では、情報分析ダッシュボードとなるWeb画面を一新し、任意の分析グラフやレポートを自由に配置できるポータル型とした。開発会社は、米インフォメーション・ビルダーズ(Information Builders)。

 WebFOCUS 8は、現場向けのWeb型BIソフトである。業務データをリアルタイムに取得/分析して、日々の意思決定に役立てることができる。WebブラウザーからWebダッシュボード画面にアクセスして利用する。今回の新版では、このダッシュボード画面を一新し、任意の分析グラフやレポートをエンドユーザー自ら自由に配置できるポータル型とした。

 ポータル部品(特定の業務データを分析するビューやグラフなど)は、情報システム部門があらかじめ作成しておけきるが、エンドユーザーが新たなポータル部品を作成することもできる。接続先のデータベースなどを選び、表現するグラフの種類を選び、データベース項目名などをX軸Y軸などに割り当てることで、分析グラフのポータル部品を作成できる。

 新版では個々のポータル部品の表示方法も拡大した。これまでのHTML4、Flex(Flash)、PDF、Excelデータなどに加えて、新たにHTML5で出力できるようにした。HTML5で出力することで、パソコン以外のスマートデバイスから閲覧しやすくなるなど、デバイスの選択肢が広がる。

 なお、今回の新版は、2012年9月に発表済み(関連記事)。ただし、新版の発表時点では、価格と出荷時期が確定していなかった。今回、確定した価格情報を明らかにするとともに、12月25日付けでの出荷開始をアナウンスした形である。価格は25ユーザーの最小構成で141万円(税別)で、結果的には従来版と同じになった。