写真●SCSKネットワークパフォーマンス診断サービスで得られるレポートの例
写真●SCSKネットワークパフォーマンス診断サービスで得られるレポートの例
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 SCSKは2012年12月13日、WAN高速化装置の導入効果をユーザーへのヒアリングを元にレポート化するサービス「SCSKネットワークパフォーマンス診断サービス」(写真)を開始した。WAN高速化装置「RAPICOM」(クレアリンクテクノロジーが開発、関連記事)の販促が目的であるため、ユーザーは同サービスを無償で受けられる。

 遠隔拠点(WANでつながった拠点)のネットワーク通信に不満を持つユーザー企業に向けた、ネットワーク診断サービスである。ファイル転送のスループット性能などの診断と、WAN高速化装置の導入によって得られる改善内容を、レポートとして提出する。サービスを申し込んでから最短7営業日で診断レポートを提供する。

 診断に使う情報は、ユーザーへのヒアリングだけで収集する。拠点の場所、回線の種類と帯域、といった定型的な情報や、その他の情報(ユーザーが計測したデータや、利用するアプリケーションの情報など)を聞き取って収集する。実システムの性能を計測することはしない。

 WAN高速化装置「RAPICOM」は、コネクション集約など各種の方法でTCP全般の高速化を図るWAN高速化の機能と、ファイルサーバー(CIFS)のプロトコルを最適化するWAFSの機能を併せ持っている。