写真●MaLion Cloudの画面(管理コンソール)
写真●MaLion Cloudの画面(管理コンソール)
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 インターコムは2012年10月2日、エージェント型クライアント管理ソフト「MaLion 3」のサーバー機能をクラウド経由で提供する「MaLion Cloud」(写真)を発表した。月額制のSaaSとして利用できる。10月11日に提供開始する。最小構成は20クライアントで、この時の1クライアント当たりの価格(税別、以下同)は月額1000円。

 MaLion 3(関連記事)と同等の機能をクラウド経由で提供する。一部の機能(不正クライアントのネットワーク利用を防止する機能など)を除いて、MaLion 3とほぼ同じ使い方ができる。初期費用が必要ないため、ライセンス買い取り型(参考価格は100クライアントで100万円)と比べて、手軽に利用できる。

 個々のクライアントPC(WindowsおよびMac OS X)にエージェントソフトをインストールして利用する。エージェントはデータを収集してクラウド上のサーバーに転送する。提供する主な管理機能は、IT資産管理(インベントリー情報の収集とソフトウエア配布)と情報漏洩対策(クライアント操作の監視と制御)である。

 MaLion Cloudの場合、クライアントPCはVPNクライアントを介してクラウド上の管理サーバーに閉域網接続する。管理コンソールソフトも専用アプリケーションであり、社内LAN上にある管理者用のPCで稼働する。ここからクラウド上のサーバーを経由して、各PCの遠隔管理などができる。