日本通信は2012年8月24日、音声通話主体でデータ通信もオプションで使えるSIMカード「スマホ電話SIM」を、アマゾンジャパンとヨドバシカメラのオンラインストアでも販売すると発表した。料金や仕様は8月1日に始めた自社サービス(関連記事)と基本的に同じ。同社は競合MVNO(仮想移動体通信事業者)が提供しない音声通話サービスで攻勢に出る方針を打ち出して(関連記事)おり、販路を広げて契約数の拡大につなげる。

 アマゾンジャパンの「Amazon.co.jp」とヨドバシカメラの「ヨドバシ・ドット・コム」で25日から販売を始める。価格はともに3150円。購入者はパッケージ入手後に日本通信の専用サイトで契約手続きが必要となり、本人確認と住所確認が済み次第、使える。

 料金プランは無料通話分の違いで3種類を用意する。月額料金は、無料通話分が1365円の「S」が1290円、同2835円の「M」が2290円、同5250円の「L」が3710円である。通話料はSが21円/30秒、Mが18.9円/30秒、Lが14.7円/30秒。

 データ通信のオプションは2種類。料金は、最大通信速度が上り下りとも200kビット/秒の「U200」が月1690円、月2Gバイトまで下り最大14Mビット/秒で通信できる「2GB定額」が月2990円である。100Mバイト当たり525円を支払うことで高速に通信できるオプション「Turbo Charge」にも対応する予定。