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被災地の情報をWeb・ソーシャル・紙で発信する「NewsLabおおつち」が始動

高橋 信頼=ITpro 2012/08/15

写真1●大槌みらい新聞 創刊準備号
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写真2●「NewsLabおおつち」のスタッフ
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写真3●「NewsLabおおつち」の現地責任者 松本裕樹氏
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写真4●日本ジャーナリスト教育センター 代表運営委員 藤代裕之氏
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 東日本大震災の被災地、岩手県大槌町の情報を発信する「NewsLabおおつち」が2012年8月15日、Webサイト「大槌みらい新聞」ウェブ版(β)をオープンし、第1号となる紙の新聞「大槌みらい新聞 創刊準備号」(写真1)を発行した。元地方紙記者や学生インターンが記事を執筆、大槌町の小学校跡にあるボランティア宿泊所の一角を拠点に、インターネット、ソーシャルメディア、そして紙で、地元と全国に向け発信する。

 大槌みらい新聞 創刊準備号が伝えるのは甲子園の始球式で捕手を務めた大槌高校野球部の金野利也選手や、大槌町役場の新庁舎完成などの話題。NewsLabおおつちのFacebookページでは、郷土芸能「鹿子踊り」や、大槌湾でのウニ漁、公民館で行われた中高生向けRubyプログラミング教室(関連記事)など地元の話題、そして町民が語る被災体験などを伝えている。

 「NewsLabおおつち」を設立したのは、ジャーナリスト教育を行っている団体「日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)」と、ボランティア情報をネットで集約・発信しているNPO法人 ボランティアインフォのメンバーだ(写真2)。NewsLabおおつちの現地責任者を務めるのは、元茨城新聞の記者で、メディア事業部長も歴任した松本裕樹氏(写真3)。震災時、茨城新聞のTwitter担当者でもあった。

 「新しいローカルメディアを作りたい」と、松本氏は語る。地方紙である茨城新聞といえど、茨城県は広く、本当に地元の人々の息づかいを活字にすることは難しかった。大槌町なら、地元に寄り添うことができる。松本氏は水戸から大槌町に転居、住民票も移した。

 地元の情報を、紙で地元の人々に伝えるととともに、インターネットで全国に伝える。「情報発信は復興の第一歩。知られなければ、支援も来ない」と、JCEJ 代表運営委員の藤代裕之氏は言う(写真4)。現在、ジャーナリスト、早稲田大学大学院の講師などとして活動している藤代氏も、地方紙である徳島新聞の記者出身だ。

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