米Evernoteは2012年5月3日(現地時間)、Meritech CapitalとCBC Capitalを中心とする複数の投資会社から、7000万ドル(約56億円)を調達したと発表した。複数の米メディアの報道によれば、Evernoteの評価額は10億ドル(約800億円)に達した。

 今回Evernoteに投資を行ったのはMeritech CapitalとCBC Capitalのほか、T. Rowe Price Associates、Harbor Pacific Capital、Allen & Companyなど。

 米Financial Timesの報道米Techcrunchの報道によれば、出資はEvernoteの企業価値を10億ドルと評価して行われた。またEvernoteは2~3年以内の新規株式公開(IPO)を目指しているという。

 Evernoteに対しては、これまで、シリコンバレーの名門ベンチャーキャピタルである米Sequoia Capitalや、NTTドコモの子会社であるDOCOMO Capitalなどが出資している(関連記事)。

 Evernoteのユーザー数はこの1年の間に3倍に増加し、3000万人に達したという。EvernoteのCEO Phil Libin氏は「今回の増資でより良い製品を開発し、国際的なプレゼンスを高め、戦略的な買収によるプラットフォーム拡大を進める」とのコメントを発表した。

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[Evernote公式ブログへのCEO Phil Libin氏の投稿]