オープンソースソフトウエア(OSS)の分散バッチ処理ソフト「Hadoop」のディストリビューション販売などを手がける米クラウデラは2012年4月26日、日本法人「Cloudera株式会社」を設立したと発表した。また同社は同日、新日鉄ソリューションズと販売代理店契約を締結したことや、米IBMがビッグデータソリューション「IBM Biginsights」の基盤にクラウデラのディストリビューションを選択したことなども発表している。
クラウデラは、Hadoopのディストリビューションである「Cloudera's Distribution Including Apache Hadoop(CDH)」の販売やサポート、教育サービスなどを手がけている。日本法人の社長には、ジュセッペ小林氏(写真)が着任した。
同社は2010年からNTTデータと日本市場での事業展開に関して提携しており(関連記事)、今回新たに、新日鉄ソリューションズも加えた。米国では米デルや米ヒューレット・パッカード(HP)がCDHの販売を手がけているほか、米オラクルの「Oracle Big Data Appliance」もCDHベースである(関連記事)。