Google Currentsのコンテンツ制作画面
Google Currentsのコンテンツ制作画面
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 米Googleは現地時間2011年12月8日、モバイル向けメディアリーダー「Google Currents」を発表した。AndroidおよびiOS向けのアプリケーションを、それぞれAndroid MarketApp Storeで無償公開している。現時点で利用できるのは米国ユーザーのみ。

 Google Currentsは、ニュースやブログ、ソーシャルメディアのコンテンツをまとめて閲覧できるようにするアプリケーション。このリリースするに当たって、Googleは150以上の出版社と提携し、180余りのメディアの記事にアクセスできるようにした。対象メディアには「CNET」「AllThingsD」「Forbes」「Saveur」「PBS」「Huffington Post」「Fast Company」などを含み、記事全文を読むことができる。コンテンツはスマートフォンやタブレット端末のスクリーンに最適化されており、ユーザーは雑誌をめくるように指先操作で次々にコンテンツを表示し、テキスト、写真、ビデオを閲覧できる。

 提携メディアのほか、RSSやビデオフィード、Google+で公開設定されている投稿、Google Readerに登録済みのフィードなども対象とする。ユーザーはGoogle Currentsで気に入ったコンテンツを、Google+のサークル内で手軽に共有できる。

 Googleは出版社向けのプラットフォームも立ち上げた。これを使えば、地方ニュース局や非営利組織などは、モバイル開発技術がなくてもGoogle Currents向けにコンテンツを作成することができる。

 同様のメディアリーダーは、すでに米Flipboardが2010年7月よりiPad向けに提供しており、2011年12月7日にiPhone版のリリースを発表している(関連記事:iPad用雑誌スタイル閲覧ソフト「Flipboard」がiPhoneにも対応)。

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