米GoogleのSNS「Google+」では、一般向けベータ提供を開始してわずか2日間でユーザー数が30%増加し、米国時間2011年9月23日時点でユーザー総数が4300万人を超えたと見られる。

 これらの数値は、米FamilyLinkの最高経営責任者(CEO)であるPaul Allen氏が、ユーザーの名字をカウントする独自の方法で統計をとった結果をGoogle+上に投稿したもの。同氏によれば、9月9日時点のユーザー数は2870万人だったが、9月23日の朝には3780万人に達した。これにはプロフィールが非公開のユーザーや、ローマ字表記ではない氏名のユーザーは含まれていない。同氏は非公開ユーザーが全体の5%、非ローマ字氏名のユーザーが全体の10%と想定し、総ユーザー数が4340万人にのぼると推計した。

 Googleは6月28日にGoogle+を発表し、12週間にわたる招待制の限定トライアルを実施したのち、9月20日に招待無しで参加可能な一般向けベータ版に移行した(関連記事:「Google+」が招待無しで参加可能に、Android向けビデオ電話も提供開始)。

 Allen氏が過去に発表したGoogle+ユーザーの統計は、限定トライアル開始1週間後の7月4日に170万人、7月10日に450万人で、7月12日に1000万人を突破した。Google自身はGoogle+のユーザー数を明らかにしていないが、米メディアの報道(CNET News.com)によると7月14日の決算発表の際に1000万人達成について言及しており、Allen氏の推計が公式統計に近いことを示している。