写真●フィーチャーフォン向けにも「Skype au」を提供
写真●フィーチャーフォン向けにも「Skype au」を提供
[画像のクリックで拡大表示]

 KDDIは2011年5月17日、2011年夏モデルとして、従来型携帯電話機(フィーチャーフォン)6機種を発表した。ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「S007」、東芝富士通モバイルコミュニケーションズ製の「T007」と「T008」、カシオ計算機製の「CA007」、京セラ製の「K009」と「K010」である。全機種に防水機能を備える。6月下旬以降に順次発売する。

 それぞれの機種の特徴は以下の通り。S007は、1620万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載する。T007は、連続撮影した12枚の画像から最も綺麗なものを自動選択する機能を備える。T008はメールの受信や音声着信などを豊富なイルミネーションで知らせる機能を持つ。CA007はオリジナルキャラクタが登場するアプリを搭載し、防水性能を他機種より高めている。K009は薄型・スリムな形状と金属パネルを備える。「K010」はシニア層向けの使いやすさを高めたモデルである。

 またKDDIは、K010以外の5機種を対象に、インターネット電話サービス「Skype」をau端末から利用するためのアプリケーション「Skype au」を提供する計画も併せて発表した(写真)。同社は、2010年11月からAndroid版のSkype auを提供しているが(関連記事)、今回はフィーチャーフォン向けに、携帯電話向けアプリケーションプラットフォーム「BREW」で動作するバージョンを用意する。Skypeはインターネットを利用して音声電話やメッセージ交換が行えるサービスで、ルクセンブルクのスカイプ・テクノロジーズが提供している(関連記事)。

 Skype auの利用者同士、またはSkype auからほかのSkypeクライアント利用者への音声通話およびメッセージの送受信は、2011年11月末まで無料だ。12月以降も音声通話は基本的に無料。ただし発着信時のID認証、メッセージの送受信、コンタクトリストの表示などにパケット通信料がかかるようになる。