米Mozillaは現地時間2011年3月23日、前日22日に正式提供を始めた最新Webブラウザー「Firefox 4」が24時間で720万ダウンロードを達成したと発表した。アイルランドの調査会社StatCounterによると、世界Webブラウザー市場においてFirefox 4は公開後24時間で米Microsoftの「Internet Explorer(IE)9」を抜いた。

 Firefox 4は3月22日に正式提供が始まった(関連記事:Mozillaが「Firefox 4」正式版をリリース、従来より最大6倍高速)。StatCounterのアクセス解析によれば、Firefox 4は公開24時間後に世界Webブラウザー市場でシェア1.95%を占めている。3月14日に正式公開されたIE9のシェアは0.87%にとどまっており、「旧OS『Windows XP』をサポートしていないことが普及の妨げになっている」とStatCounterは分析している。

 またMicrosoftが公式ブログで発表したIE9のリリース24時間後のダウンロード数は235万だったので、Firefox 4はその3倍以上だったことになる。Firefox 4の最新のダウンロード状況はMozillaが設置したWebサイトで確認できる。

 なお、全バージョンを合計した各Webブラウザーのシェアは、IEが約45%で首位、Firefoxが約30%でそれに続き、米Googleの「Chrome」(約17%)が3位につけた。

[発表資料(Mozillaの公式ブログ)]
[発表資料(StatCounterのプレスリリース)]