[画像のクリックで拡大表示]

 米Verizon Wirelessは米国時間2011年3月15日、同社のLTE(Long Term Evolution)ネットワークに対応した最初の携帯電話「ThunderBolt」を3月17日に発売すると発表した。米Googleのモバイルプラットフォーム「Android 2.2」を採用し、Verizonが独占的に提供する。2年間の契約を結んだ場合の価格は249.99ドル。

 ThunderBoltは台湾HTC製で、HTC独自のユーザーインタフェース「HTC Sense」を搭載し、ホーム画面のカスタム機能、画像フィルターやエフェクト機能などを提供する。Googleの各種モバイル向けサービスへのアクセス機能を備えるほか、LTEに最適化したゲームアプリケーションをバンドルする。

 LTEネットワークでの通信速度は上りが2~5Mbps、下りが5~12Mbpsとしている。4.3インチのWVGAディスプレイと米Qualcommの「Snapdragon」プロセッサを搭載する。背面に720p HDビデオを撮影可能な800万画素のカメラ、前面にビデオチャット機能に対応した130万画素のカメラを備える。ホットスポット機能「Mobile Hotspot」により、最大8台のWi-Fi端末と接続することができる。

 VerizonはThunderBoltを含め、10種類のLTE対応端末を2011年中頃までに投入する計画である(関連記事:[CES2011]Verizonが10種類のLTE対応端末を発表,LTEで攻勢をかける)。

[発表資料へ]