米Googleは日本時間の2011年3月1日、2月28日に発生したGmailの障害(関連記事)について、「ストレージソフトウエアをアップデートした際のバグが原因」と発表した。現在も、全Gmailユーザーの0.02%がメールにアクセスできない状態が続いている。

 同社は28日早朝から、複数のGmailユーザーのメールが消失するトラブルが発生していることを同社のWebサイトで報告していた。被害ユーザーがGmailにログインすると、メールボックスが空になっているなどの現象が見られたという。

 この障害の原因について、同社は「ストレージソフトウエアをアップデートした際のバグ」であるとブログ上で発表(該当ブログ)。直ちに問題のソフトウエアを旧バージョンに戻す措置を取ったという。

 現在でも、全Gmailユーザーの0.02%はメールにアクセスできない状態が続いているが、同社によると、「Gmailのメールはテープにバックアップをとっているため、今回被害にあったメールが完全に失われることはない」という。