米Microsoftは米国時間2011年2月16日、最新版CRMソリューション「Microsoft Dynamics CRM 2011」のオンプレミス型提供とホスティング型提供を世界で開始した。「Microsoft Software Assurance」プログラムに加入している顧客は、専用サイトから入手できる。

 Microsoftはオンプレミス型とホスティング型に先行して、オンデマンドCRMサービス「Microsoft Dynamics CRM Online」を通じたクラウド型提供を1月より行っている(関連記事:Microsoft、「Dynamics CRM 2011」オンライン版の世界提供を開始)。当初オンプレミス型とホスティング型は、2月28日のリリースを予定していた。

 今回のリリースにあたり性能を強化し、「1秒未満の高速反応を維持しながら、1インスタンスで15万人の同時アクセスに対応する」という。そのほか新版は、「Outlook」との統合を進め、ロールベースのアクセス制御を採用し、パーソナライゼーション機能などを強化した。クラウドコンピューティング基盤「Windows Azure」やオンラインマーケットプレイス「Microsoft Dynamics Marketplace」などとの連携が可能。

 Microsoft Dynamics Marketplaceは1400社以上のパートナーによるソリューションを揃えており、米国、日本、カナダ、英国、ドイツ、インド、ブラジル、ロシアなど20カ国で利用可能。

[発表資料へ]