写真1●ブース内で実施している携帯/スマートフォンの防水デモ
写真1●ブース内で実施している携帯/スマートフォンの防水デモ
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写真2●スマートフォン上でHTML5を使ったWACアプリケーションが動作
写真2●スマートフォン上でHTML5を使ったWACアプリケーションが動作
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写真3●Android OS 2.2ベースのデュアルスクリーン機
写真3●Android OS 2.2ベースのデュアルスクリーン機
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 富士通はスペイン・バルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2011」に出展し、スマートフォン関連の技術を紹介している。(1)防水技術、(2)WAC 2.0対応アプリケーションのデモ(関連記事)、(3)デュアルスクリーン機―――の三つのデモを見ることができる。

 来場者の注目が特に高いのが防水技術だという。「ブースに入ってくる人は、F1(ノイズキャンセリング技術の紹介のために同技術を採用した携帯電話を搭載しているF1マシンを展示)か防水のどちらかに真っ先に進む」という。日本ではおなじみの防水技術だが、欧州では珍しいようだ。

 (1)の防水のデモでは、REGZA Phone2機種およびF06-Bなどのフィーチャーフォンを水槽の中に入れ、実際に上から水をかけている(写真1)。ちなみにREGZA Phoneは、防水性能の基準であるIPX5(内径6.3mmのパイプで3mの距離から1分間に12.5リットルの水流を3分以上注水してダメージがない)およびIPX7(静水に1mの沈め、30分後でもダメージがない)に対応している。

 (2)のデモではREGZA Phone T-01Cをベースに、アプリックス製のWACランタイムを搭載したスマートフォンを3台用意(写真2)。HTML5を使ったWACアプリケーションを動作させ、サーバー側からスマートフォンが搭載するカメラを動作させるコマンドを発行。撮影した画像をネットワーク経由で他の2台のスマートフォンと共有するデモを見せていた。

 (3)のデュアルスクリーン機(写真3)は、Android OS 2.2で実現している。アプリケーションからは1画面として見えている。スマートフォンの多様化の一例として来場者の注目を集めていた。