図●Operaブラウザーにおけるタブ管理の変遷
図●Operaブラウザーにおけるタブ管理の変遷
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 ノルウェーのOpera Softwareは現地時間2010年11月23日、オープンソースの次期Webブラウザー「Opera 11」についてベータ版を公開した。タブをグループ化する「タブスタッキング」という機能を新たに搭載しており、Windows用の英語版をWebサイトでダウンロード提供している。

 これまでタブは水平方向に並べて表示していたが、タブスタッキング機能でグループ化できるようになった。グループ化は、タブを別のタブにドラッグ&ドロップなどして行う。タブにマウスを重ねると、グループ内のタブを一覧表示できる。Operaはこの機能により「タブの散らばった状態が解消され、目的のタブが見つけやすくなる」としている。

 また、Opera 11はマウスジェスチャーの軌跡を表示でき、操作性が改善するという。拡張機能ライブラリ「eエクステンションカタログ」からさまざまな機能を追加することも可能。11月初めにOpera 11のアルファ版を拡張機能対応として以来、拡張機能は50万回以上ダウンロードされた。

 高速化にも取り組んでおり、プラグインの読み込みをオンデマンドで行うようにした結果、パフォーマンスが最大約30%向上するとしている。機能が増えているにかかわらず、プログラムサイズはOpera 10.63に比べ30%小さいという。

 そのほか、アドレス欄の表示方法改善や、拡張機能とサーバー機能「Opera Unite」を自動アップデート可能にするといった変更も施した(関連記事:「Opera 10.10」公開,サーバー機能を持たせる技術「Opera Unite」を搭載)。

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