写真●2011年4月から新TISの社長に就任する桑野徹氏
写真●2011年4月から新TISの社長に就任する桑野徹氏

 ITホールディングスは2010年11月2日、来年4月に合併するホールディングス傘下のTISとソラン、ユーフィットの新社名を「TIS」とすることを発表した。新会社に現TISの社名を引き継ぐ理由について、ITホールディングスの広報は「3社のうちTISの規模が最も大きいため」とする。本社所在地も現TISの東京本社(東京都港区)を引き継ぐ。

 同日、ITホールディングスは新TISの来年4月からの経営層の人事を発表した。新TISの社長は現TISの桑野徹 副社長が就任(写真)。新TISの会長には現TIS社長藤宮宏章氏が就く。同じく副会長には現ユーフィット会長 竹田喜彦氏が、副社長には現ソラン社長の千年正樹氏と現ユーフィット社長の西野隆英氏が就任する。

 桑野新社長は1976年3月、大阪大学基礎工学部物性物理工学科を卒業。同年4月に東洋情報システム(現TIS)に入社。クレジットシステムの開発部長や企画部長などを歴任し、2000年6月に取締役に就任。2004年4月に常務取締役、2008年4月に専務取締役、2010年4月に代表取締役副社長。1952年5月生まれの58歳。出身地は大阪、趣味はジャズ鑑賞という。

 ITホールディングスは、10月5日に3社の合併を発表していた(関連記事)。