ITホールディングスは2010年10月5日、ホールディングス傘下のTISとソラン、ユーフィットの3社を2011年4月に合併して新会社とすると発表した。同日の取締役会において合併に関する基本合意書を締結した。

 新会社の社名や社長などは現時点では未定。11月2日または4日に発表するもよう。

 合併の目的についてITホールディングス広報は次のように話す。「これまで各社の自主性を重んじてホールディングスを経営してきたが、昨今のクラウドビジネスの急激な隆盛に対して、3社の強みを相互補完することで対抗していくため。ホールディングスの事業会社が現時点で合併して、最大効果を発揮できるのがこの3社と考えた」。

 例えば、TISのクラウド基盤をソランやユーフィットが活用することでサービスの幅や質を拡大できる。また、ソランの中国オフショア拠点をTISやユーフィットが活用して開発費用を削減したり、ユーフィットの中部地方の顧客基盤をTISが営業対象に含めて売り上げを伸ばしていくことなども合併後の効果として想定できる。