阪急阪神ホールディングスグループのケーブルテレビ事業者であるベイ・コミュニケーションズは2010年10月4日、兵庫県尼崎市における地域WiMAXの免許を取得した。同日に総務省 近畿総合通信局が地域WiMAXの基地局の免許を同社に付与したと発表した。地域WiMAXは通信規格であるWiMAXを使い、市区町村単位で割り当てられる2575MHzから2595MHzまでの周波数で通信するサービスを指す。近畿2府4県において地域WiMAXの免許を取得したのはベイ・コミュニケーションズが初めてになる。

 現在免許を取得して設置した基地局は1局で、場所は阪神電鉄の尼崎駅である。サービス開始時期は2010年12月を予定している。ベイ・コミュニケーションズは今後もサービス開始までに基地局の免許申請を行い、サービスエリアを拡大する予定という。

 なお同社は2010年3月に、KDDIの「地域WiMAXトータルソリューション」を利用し、地域WiMAXを使った商用のデータ通信サービスを2010年秋以降に提供すると発表していた(関連記事)。

[発表資料へ]