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 米Googleは米国時間2010年4月2日、Webメール・サービス「Gmail」において、米Appleのタブレット型コンピュータ「iPad」に最適化した新ユーザー・インタフェース(UI)の試験提供を開始した。iPadからGmailにアクセスすると、2ペイン構成の新たな画面が利用できる。

 GmailのiPad用UIは、Googleが2009年よりiPhone/iPod touchおよびAndroid端末向けに提供しているHTML5対応モバイル版をベースに開発した(関連記事:Google,iPhone/Androidに最適化したGmailとCalendarを公開)。スマートフォンなどに比べ広いiPadの画面を生かし、画面左側にメール一覧、右側にメール本文を表示する2ペイン構成を採用した。

 Gmail以外のサービスもiPadなどのタブレット端末に合わせて改良していく。例えば、iPadに最適化させたモバイル機器用アプリケーション「Google Mobile App」をApp Storeで配布する予定だ(関連記事:iPhone に最適化したGoogleアプリ,App Storeで無償提供開始)。

 iPadは、初期状態でGoogleの検索サービスや地図サービス「Google Map」の「Street View」の表示に対応しているほか、ビデオ共有サービス「YouTube」用アプリケーションを搭載している。

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