スマートフォン向けGmailの画面例
スマートフォン向けGmailの画面例
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スマートフォン向けCalendarの画面例
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 米Googleは米国時間2009年4月7日,同社Webメール・アプリケーション「Gmail」とオンライン・カレンダ「Calendar」のモバイル版を強化したと発表した。Android搭載端末と米AppleのiPhoneおよびiPod touchのブラウザからアクセスする際のユーザー・インタフェースを改良し,オフライン作業にも対応した。

 Gmailでは,頻繁に使う「アーカイブ」や「削除」などのメニューを「Floaty Bar」と呼ぶフローティング・バーで表示する。受信メッセージのリストをスクロールしても,常にFloaty Barが表示されるため,即座にメニューを選択できる。

 また,オフライン状態でも,アプリケーションを起動して,メールを作成したり,既読メールを開いたりすることが可能。次期HTML仕様の「HTML5」や,同社のWebブラウザ拡張機能「Google Gears」などの技術により実現した。

 一方のCalendarでは,携帯端末からイベントの編集や招待に対する返答が行えるようになった。インターネットに接続していない場合でも,直近で閲覧した内容を確認することができる。

 いずれも,GmailとCalendar,あるいは他のモバイル・アプリケーションに簡単に移動できるように,スクリーン上部にリンクを表示する。

 これらの強化機能は,Androidベースの全端末と,iPhone OS 2.2.1以降のiPhoneあるいはiPod touchで利用可能。対応言語は英語のみ。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]
[発表資料(3)]