KDDIは2010年6月下旬以降に同社初のAndroid端末「IS01」を投入する(関連記事)。「Zaurus」シリーズで日本の携帯端末市場を切り開いたシャープが開発した、純国産の製品だ。IS01では、“Androidらしさ”を感じる場面に極力手を入れた印象。ユーザー・インタフェースの作り込み、頓智・のARアプリ「セカイカメラ」とKDDI定番の歩行者向け経路案内アプリ「au one ナビウォーク」の搭載、およびアプリケーション配信サービス「au one Market」の用意などで、“auらしさ”を前面に押し出すことに成功している。

独自のUIフレームワークで“auケータイ”らしく

 Androidは、ホーム画面もアプリの一つ。IS01は、Android標準のUIをほぼ隠ぺい。スウェーデンのOcean Observationが開発した独自UIを組み込んだ。動画では、アイコンが並ぶメニュー画面のカスタマイズと、起動中のアプリをサムネイルで一覧・選択・停止できる機能をデモしている(動画1)。

動画1●IS01のメニュー画面

 メニュー・ボタン(MENU)を押した時も、一般的なAndroid端末とは違う内容が表示される。動画では、MENUボタンを押した際の表示と、Android標準の設定画面を出した際に画面右に残る独自メニューを確認できる(動画2)。

動画2●IS01のMENUボタン押下時の挙動