画面●Bingの新UI
画面●Bingの新UI
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 米Microsoftは米国時間2010年3月25日、検索サービス「Bing」の画面構成を改良し、検索結果の絞り込みに使うメニュー「Quick Tabs」を画面の左側から上部に移すと発表した。これから数カ月かけて新ユーザー・インタフェース(UI)を試験し、2010年春の終わりから夏にかけて正式リリースする予定。

 Quick Tabsは、検索対象のジャンルに応じて関連する小分類項目を表示し、検索結果の絞り込みを支援する機能。求めている情報の検索が容易になり、意思決定の効率化につながるという。Bingでは、サービス当初からQuick Tabsを画面左側のペインに表示してきた。

 新UIはQuick Tabsを画面上部に設ける。Microsoftは、新UIの方がすっきりした見た目で、絞り込みに必要な操作が分かりやすいとしている(画面)。例えば検索ジャンルが「People/General(人物/一般)」の場合、「All(すべて)」や「Reference Article(参照記事)」というタブのほか、「Events(イベント)」「News(ニュース)」「Videos(ビデオ)」「Images(画像)」というタブを表示する。また検索ジャンルが「Travel(旅行)」だと「Maps(地図)」や「Weather(天気)」、「Auto specs(自動車情報)」だと「Specs(諸元)」など各ジャンルに適したタブをユーザーに提示し、絞り込み作業を支援する。

 Bingは2009年6月1日にプレビュー版の提供を始めた。MicrosoftはBingを単なる検索エンジンでなく「意志決定エンジン」と呼んでいる(関連記事:米MSの新検索サービス「Bing」が前倒しでオープンMicrosoft の新検索エンジン「Bing」はユーザーの意思決定を支援する)。

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