米Googleは米国時間2009年12月23日、同社の米AdMob買収計画について、米連邦取引委員会(FTC)からさらに情報の提出を求められたことを明らかにした。FTCによる調査が延びる可能性がある。

 Googleは11月9日に、携帯電話向け広告ネットワークのAdMobを7億5000万ドルで買収する計画を発表した(関連記事:Google,モバイル広告ネットワークのAdMobを7億5000万ドルで買収へ )。同社は、急成長しているモバイル広告分野の競争はたいへん激しく、多数の広告ネットワークが参入していることから、同買収計画は規定上の問題は無いと考えている。

 しかし調査が行われることは「成功を収めているGoogleとしては当然のなりゆき」として、数週間にわたってFTCと話し合ってきたという。今回FTCから2回目の情報提出の要請を受け、買収手続きがただちに完了する見込みはないことを認めながらも、「当社がAdMobを買収したあともモバイル広告分野の高い競争が維持されるとFTCが判断してくれることを確信している」(Googleグループ製品マネージャのPaul Feng氏)と述べた。

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