ソフトバンクテレコムは2009年11月18日、仮想マシンを貸し出すサービスを提供すると発表した。本日から受付を開始して、2010年2月に提供を開始する。特徴は低料金なこと。CPU1コア、メモリ1Gバイト、HDD100Gバイト、NIC1ポートの最小構成で月額4500円(税抜き)で利用できる。競合事業者ではNTTコミュニケーションズが最小構成で2万円台の計画(関連記事1)、ITコアが月額1万円のサービスを提供中だ(関連記事2)。

 ソフトバンクテレコムはクラウド関連サービスを「ホワイトクラウド」ブランドで展開する。今回発表したIaaSはその第一弾で「ホワイトクラウド シェアードHaaS」と「同 プライベートHaaS」の名称で提供する。前者は仮想マシンを切り出して提供する形態だ。最小構成で月額4500円で利用でき、リソースを追加した場合はその分だけ加算する従量課金となる。後者は利用者の要望に応じて機器を組み合わせる専用設計で提供する。構成に応じた個別見積もりとなる。

 同社はオンデマンド型のホスティングサービス「Ultina On Demand Paltform KeyPlat」を提供中だが、「将来的にホワイトクラウドに一本化していく計画だ」(ソフトバンクテレコム広報)という。国内通信事業者も本格的にクラウドコンピューティングを見据えたサービス展開に舵を切った。