総務省は2009年10月23日,新たなICT政策について検討を行うため,「グローバル時代におけるICT政策に関するタスクフォース」を発足させると発表した。このタスクフォースは,総務大臣や総務副大臣(情報通信担当)などから構成される「政策決定プラットフォーム」と,その下に置く四つの部会(「過去の競争政策のレビュー部会」と「電気通信市場の環境変化への対応検討部会」,「国際競争力強化検討部会」,「地球的課題検討部会」)から構成される。

 このタスクフォースは,「少子高齢化の急速な進展による経済成長への影響などが懸念される中で,グローバルな視点から競争政策を環境変化に対応したものに見直すことが目的だ」という。さらに,ICTの利活用により日本および諸外国が直面する経済的課題および社会的課題の解決に貢献するため,新たなICT政策についての検討も進める。原口一博総務大臣は2009年9月29日の会見で,ICT政策に関するタスクフォースの設置を明らかにしていた(関連記事へ )。

 2009年10月30日に第1回会合(4部合同開催)を開催する。タスクフォースは,1年程度かけて議論を進める予定である。

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