米Googleは米国時間2009年10月13日,音声通信管理サービス「Google Voice」で,ユーザーが友人や家族に直接,Google Voiceへの招待メールを送れる機能の提供を開始した。これまでは,Google Voiceの利用を申請したユーザーに,Googleが順次招待メールを送信していた。ユーザー招待機能は数週間かけて全ユーザーに広めていくという。

 招待メールが送れるようになると,Google Voiceの画面左側に「Invite a friend」(友人を招待)というリンクが現れる。現時点ではユーザー1人当たり3人までGoogle Voiceに招待できるようになっている。招待できる人数は,今後増やす計画という。

 Google Voiceは,自宅や職場,携帯電話機にかかってきた通話を単一の番号で管理できるサービス。同サービスをベースに,携帯電話機での使い勝手を向上させ,低料金の国際電話サービスも利用できるようにするアプリケーションを「Android」端末とカナダResearch in Motion(RIM)の「BlackBerry」向けに提供している(関連記事:Google,音声通信サービス「Google Voice」を使いやすくする携帯アプリを公開)。

 なお,米連邦通信委員会(FCC)はGoogleがGoogle Voiceで一部地域への通話を制限していることが問題だとし,調査を開始した。FCCは,米AppleがiPhone用Google Voiceアプリケーションの「App Store」登録承認を拒否したとされる問題でも調査を進めている(関連記事:FCC,「Google Voice」の一部地域へのアクセス制限について調査開始 App StoreでのGoogle Voice承認拒否問題で,FCCが調査開始)。

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