Wi-Fi CERTIFIED nの認定ロゴ
Wi-Fi CERTIFIED nの認定ロゴ
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 無線LAN製品の業界団体Wi-Fi Allianceは米国時間2009年9月30日,IEEE802.11n対応製品向けの認定プログラム「Wi-Fi CERTIFIED n」の内容を改訂したと発表した。IEEE802.11nの仕様確定にともない,既存の「Wi-Fi CERTIFIED 802.11n draft 2.0」に新たなオプション機能向け試験項目を加えた。改訂版による相互接続テストは既に開始している。

 Wi-Fi Allianceは,IEEE802.11n仕様の草案段階で対応製品の販売が始まったため,暫定的な認定プログラムを運営していた(関連記事:正式規格が決まらないのに、認定ロゴの制度始まる802.11n IEEE,無線LAN規格「IEEE802.11n」をついに承認)。改訂版プログラムでは,最大3ストリームの同時通信,フレームに占めるデータの割合を増やす「A-MPDU」,ダイバーシティ効果を高める「STBC」(時空間ブロック符号化)といったテスト項目を増やした。

 認定プログラム改訂に合わせ認定ロゴも変更した。ロゴから「DRAFT」という文字を削除したほか,対応ストリーム数に応じて「dual-stream n」「multi-stream n」という表記を加える。

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