米Microsoftは米国時間2009年8月27日，米国で家庭用ゲーム機「Xbox 360」を8月28日から値下げすると発表した。ハイエンド・モデルの「Xbox 360 Elite」を100ドル下げて299.99ドル，標準モデルの「Xbox 360 Pro」を50ドル下げて249.99ドルとする（いずれも推定小売価格）。Xbox 360 Proの販売は，在庫がなくなり次第打ち切る。エントリー・モデル「Xbox 360 Arcade」の価格は199.99ドルのまま変えない。
同社は今秋よりXbox 360向け機能／サービスを順次強化し，ホリデー・シーズン商戦の拡販を図る。具体的には，コントローラなしでゲームを操作する機能「Project Natal」（開発コード名），オンライン・サービス「Xbox LIVE」のソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）「Facebook」／音楽SNS「Last.fm」／ミニブログ・サービス「Twitter」対応，フルHD映像配信の「Zune」サービスなどを計画している（関連記事：コントローラを使わずにゲームを操作，MicrosoftがXbox向け新機能を発表 ）。
Xbox 360各モデルのハード・ディスク（HDD）容量は，Eliteが120Gバイト，Proが60Gバイト。ArcadeはHDDを搭載していない。現在Xbox LIVEのユーザー数は2000万人。
米メディア（CNET）によると，ソニー・コンピュータ・エンターテインメント（SCE）がゲーム機「PlayStation 3（PS3）」の値下げと新モデル「PlayStation 3 Slim」を発表しており，MicrosoftはXbox 360の値下げでこれに対抗する姿勢。またNew York Timesは，全世界における主要ゲーム機の累積販売台数をXbox 360が3140万台超，PS3が2370万台，任天堂の「Wii」が5260万台と報じている。
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