マインドは2009年8月24日,オープンソース給与・勤怠システム「MosP」の累計ダウンロード数が1万件を超えたと発表した。同社はMosPを2006年9月から配布を開始しており,約3年間で1万件を達成した。
MosPは,同社が開発したWebベースの給与・勤怠システム。「MosP給与計算」と「MosP勤怠管理」からなる。Javaで開発されており,Linuxサーバー上で稼動する。ユーザーはGPLと,有料の商用ライセンスの2つのライセンスのどちらかを選択できる。
MosP給与計算は,MosP勤怠管理の勤怠情報をもとに給与を計算する機能などを備える。また給与明細をOpenOffice.orgの表計算ソフトCalcのファイル形式で出力することも可能。Calcで作成したテンプレートをMosP給与計算に読み込み,数値などを埋め込んで出力する。標準はCalc形式だが,Excel形式で出力することもできる。
また同社はMosPの開発者コミュニティを運営しており,ユーザーが作成したMosPの拡張機能やモジュールを買い取る制度も設けている(関連記事)。
MosP給与計算とMosP勤怠管理は,MoSPの公式サイトからダウンロードできる。