米Facebookは米国時間2009年5月18日,同社が運営するソーシャル・ネットワーキング・サービス「Facebook」が,Web上のシングル・サインオン技術「OpenID」の対応サイトになったと発表した。他サイトが発行したIDによるユーザー登録や自動ログインが可能。OpenIDの利用可能サイトとしては「現時点で最大規模」としている。

 OpenIDは,1つのIDで複数のWebサイトを利用できるようにする技術(関連記事:OpenIDとは)。今回の対応により,米Googleのメールサービス「Gmail」のアカウントや,他サイトが発行したOpenIDアカウントを,Facebookアカウントに対応付けられるようになった。当該アカウントにログインした状態でFacebookに移動すれば,そのまま自動ログインできる。また,Gmailアカウントによる新規登録にも対応した。

 同社は2月にOpenIDの推進団体「OpenID Foundation」に役員メンバーとして加盟していた。同社が検証したところ,OpenIDを使ってFacebookに新規登録したユーザーのほうが,サイトを積極的に利用する傾向が見られたという。

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