Barack Obama米大統領は米国時間2009年4月18日,連邦政府の最高技術責任者(CTO)に米バージニア州技術長官のAneesh Paul Chopra氏を任命したことを発表した。Chopra氏は,雇用の創出や医療費の削減,国土安全保障などに向けた技術革新の推進役を務めることになる。

 また,連邦政府のCPO(最高業績責任者,Chief Performance Officer)には,経営コンサルタントで起業家でもあるJeffrey D. Zients氏を指名した。Chopra氏とZients氏は,先に最高情報責任者(CIO)に任命されているVivek Kundra氏と協力し,効果的で効率性と透明性の高い政府の構築を目指す(関連記事:オバマ大統領,CIOにVivek Kundra氏を任命)という。

 Chopra氏は,バージニア州技術長官に就任する前は,医療関連のコンサルティング企業Advisory Board Companyでマネージング・ディレクタを務めていた。米メディアの報道(Internetnews.com)によると,これまでにCTO候補として,米GoogleのEric Schmidt氏やVint Cerf氏,米MicrosoftのBill Gates氏,米Cisco SystemsのPadmasree Warrior氏など,技術業界の“大物”の名前が取りざたされていた。

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