米Facebookは米国時間2009年4月8日,同社の運営するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「Facebook」のアクティブ・ユーザー数が2億人に達したと発表した。

 同SNSは2004年にサービスを開始。大学生および大学関係者向けとしてスタートしたが,2006年9月から広く一般に開放して以来,急速にビジター数を伸ばしてきた(関連記事:大学向けSNS「Facebook」が一般利用者に急拡大)。2008年8月下旬に登録ユーザー数が1億人を突破し,今年1月に1億5000万人に達していた(関連記事:Facebook,登録ユーザー数が1億5000万人に)。

 個人ユーザーだけでなく,これまでBarack Obama米大統領が選挙活動の一環としてページを開設したほか,コロンビア革命軍に抗議するコミュニティなど,社会的運動の手段としても利用が広がった。

 また現在同社は,16の慈善団体や支援団体と提携し,Facebook内の仮想ギフトショップでこれら団体が作った品物を販売している。

 同社COOのSheryl Sandberg氏によると,Facebookユーザーが友達登録している人数は平均120人だという。同氏は,情報を共有することで広がるFacebook上での友達のつながりを「アクティブ・ネットワーク」と呼び,人々のコミュニケーションを促進するだけでなく,マーケティング分野でも大きな影響力があると説明した。Facebookでは,ユーザーがコメントを書き込んだり,仮想ギフトを贈ったりできる広告手法「Engagement Ads」を実装している。

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